新たなロッドはMLクラスでこれまで使ってたディアルーナの新型にしようと思って、
いざ釣具屋へ向かったんですが、在庫なし。。
通販では買えたんですが、触って確認したかったので。
カーボンモノコックのグリップがイマイチ好かんなぁとは思ってましたが、
テーパーがファーストからレギュラーファーストになったらしいので、
張りが少し緩和されてより使いやすくなったんやろな~と期待してましたが、
売って無かったからどうしようかな~と思いつつ、
なんとなく帰りにタックルベリーにでも寄ってみることに。
そこで良い感じのロッドを見つけてしまったんですよね
で、ルアーとか見ながら考えて、結局何かの巡り合わせかなと思って購入。
それが…これまで購入を検討したことも無いGクラフトのロッド
使用感がほぼ感じられず、傷一つ無い恐らく新古品?が¥25,000でした。
このモデルはLimitedやTRっていう上位機種ではないロッドで、
それ故に口コミやレビューも殆ど無いので、少し紹介してみます。
このロッド所謂メーカー的には廉価版にはなりますが、
チタンガイドが使われており、価格的には新品で4万越えと、
ダイワだとラブラックス、シマノだとルナミス辺りの立ち位置に相当するかと思います。
上位機種との違いはトルザイトリングではなくチタンSICガイドを使ってることと、
46tとかの超高弾性カーボンは使わず、
40tと30tのカーボンを組み合わせて作ってあること。
リールシートが上下位置を変えられるのに対して、固定された仕様になってることですかね。
Gクラフトと言えば超高弾性、遠投、っていうイメージが強く、
それゆえに癖が強く扱いが難しい、初心者向けではないと思われがちですが、
このロッドは癖が無いなって感じで結構意外でした。
印象的だったのはティップの絶妙な柔らかさと素直な曲がり。
ふにゃッとした柔らかさではなく、ハリもありつつかなりしっかり曲がり込むので、
食い込みは良いと思いますし、それでもキャスト時の収束もブレがあまり無く、
なるほど廉価版でも手抜きじゃないってのは解りました。
ガイドも何気に見た感じ、シングルフットガイドですが、ダブルラッピングしてあります。
30tのカーボンのおかげで粘りがありつつも40tカーボンでダルさは少なく、
軽く少し華奢で繊細な印象ですが、やはり上位機種ほどじゃないにしろ、
(実測でロッド自重は130gほど)
扱いはちょっと丁寧にしないと折れるかも?って緊張感は多少ありますね。
Maxウェイト以上は投げない方が良さそうな感じ。
キャスト時にしっかりバットに乗らない段階で重量のあるルアーを前に振ると、
ティップ~ベリー部分に急激な慣性と負荷が掛かるので、
高弾性ならではだな~という折れ方をしてますね。
ダイワやシマノのラテオ、ディアルーナクラスのロッドだとこういう投げ方をしても、
ある程度折れないくらいの余裕のある設計にはしてあると思いますが、
大手でも高弾性のフラッグシップになってくると同様の折れ方をする可能性はありますね。
当然どこもロッドの破断テストなどはやってると思いますが、
折れそうな角度だったり振り方だったりでテストしてる訳じゃなく、
テスト時は一番負荷を耐えれるロッド角度でゆっくり荷重を掛けてテストしてるでしょうし。
飛距離に関しては、これまでの18ディアルーナのMクラスよりは少し劣るか同等、
くらいでさすがに上位機種のようなぶっ飛びの尖ったブランクではないので、
その部分には過度な期待はしない方が良いですが、
テーパーやティップの入りなどの設計はかなり気に入ってます。
唯一不満があるとすればグリップ部分かな。
このモデルに限らず上位機種のリールシート位置を変えれるタイプもそうですが、
ナットのネジが直接手に触れるのが…まぁグローブしてればさほど気にはなりませんが、
富士工業でもKナットタイプのものを使えば、
スクリュー部分が手に当たらないように出来るんですけど、
このモデルに関しては廉価版な印象を特に感じるところですかね。
個人的にはより多くの人にGクラフトのブランクの良さを知ってもらうには、
ガイドをチタンじゃなくステンレスにして、
あと1万くらい安くしたらいいんじゃないかと思うけど、
(同じブランクスメーカーのヤマガブランクスのアーリーシリーズみたいに)
さすがにそこまでは妥協できない、ってこだわりがあるのかも知れませんね。
まぁ生産本数もそこまで多く作れないのかもしれないですが。。
で、このロッドで釣行するのは実は2回目なんですが、
1回目は先週かなり潮位が下がる日だったので、
ポイント調査で対岸の方に入ってみましたが何の手ごたえも無し
対岸側の方が流れが速く、こりゃ今までのポイントがダメになったのもなるほど、
って感じで、まぁ坊主覚悟の調査だったので仕方ないですが、
雨続きでようやく止んだ後にまた釣行。
この日もさっぱり反応なく坊主を覚悟しましたが、
最後にどシャローエリアで潮目に向けてカゲロウを投げてると、
ようやく1本出てくれました。
サイズ的には60ちょっとくらいでしたが、
連敗続きだったので本当に嬉しい一本になりました。
鈍いバイトでしたが、思った通りの繊細なティップが良い仕事してくれて助かりました。
次回もこのロッドで釣行しようと思います。
にほんブログ村