22ステラは歴史的名機になるか!? 唯一の懸念点は…

2022年01月23日 11:00

初釣りのライトゲーム釣行の後、先週はアフターシーバスを狙いに行ってきましたが、

完全ボウズでした

気温は0℃の極寒で水もキンキンに冷え切ってるのもありますが、

去年秋の釣行から魚の回遊ルートが変わったのと、

そもそもまだ戻ってきてる魚も少ないんでしょう。

もちろんベイトもさっぱり居ない状況…一本でも釣れれば、

と思って場所も色々変えてみたんですけどね

まぁ次の潮からは戻ってくると思うので、次ボウズだったらさすがにヤバいかな…

で、釣行記事も書けず放置しそうなので、

たまには雑記でも書いとこうかなと。

今年もコロナのせいでフィッシングショーはオンラインのみみたいですが、

遂に先日シマノの公式動画で新しいステラが発表されましたね。
18から進化する余地がそんなにあるのか…と思ったりしてましたが、

大きくは変えずにさらに成熟させてきた感じですね。

もしかしたらギヤをデカくするためにも、ダイワのモノコックボディみたいになるんじゃないか?

と思ってたんですが、やっぱりステラは他所の物真似はしませんでしたね笑

で、ギヤをデカくせずにどうやって耐久性を上げるか…

歯面と噛み合わせの設計をより最適化して負荷を分散させ耐久性を2倍に、

って、これぞギア屋の本領発揮ともいえる技術で応えましたね。

巻きのパワーアップにインフィニティドライブが導入されたのは、

まぁ予想されるところではありましたが、

そもそもフルメタルだし、ドラグワッシャーの耐摩耗性が10倍になったり、

ステラに関してはもうSW機との境界線が曖昧になってきた感さえあります。。


で、最大の変化とも言えるのが、やっぱり復活した密巻き機構でしょうね。

村田基氏の想いが遂に叶った…少々涙ぐんでるようにも見えるのは気のせいでしょうか

当時の密巻きよりもさらにスローな超密巻きへ…

密巻きのメリットはラインが整然と巻かれることによる放出抵抗の低さと、

それによる飛距離のアップ。

これは飛距離に特化した投げ釣り用のリールが密巻きな事からも疑いようのない事実。
(投げ釣り用リールは更に順テーパー形状のスプールが採用されてますが)

しかも当時のステラには無かった放出抵抗の低いAR-Cスプールに、

ロングノーズスプールの相乗効果で、そりゃ飛距離はこれまでよりは伸びるでしょうし、

ライン抜けの良さは本当に気持ちいいでしょう。

巻き感のシルキーさとも相まって、本当に極上だろうなぁと。

(飛距離の他にもドラグ性能の向上というメリットも)


(上二つは村田氏の動画になかった実際に使ってる場面)

でも、この最大の変化が一番の懸念材料でもあると思ってます。

理由はPEラインでの高負荷ドラグ時のラインの喰い込み、

低負荷時のバックラッシュなどのライントラブルです。

今回のステラはアームカムの形状を変化させ、

弛んだまま巻かないようにするアンチツイストフィンと、

スプールリング形状、ドラグノブ形状の設計を変えて、

ライントラブルが更に起きにくくなってるようなので、

低負荷時のバックラッシュに関しては殆ど問題なさそうには思えるのですが、

この超密巻きによる高負荷時のPEラインの喰い込み問題がどうなってるのか!?

これには今のところ触れられてないんですよね。
(この後にまた別のテスターのインプレ動画で触れられる可能性はあります)

この問題を解決できてない限り、

何も考えないでPEラインで使うことを前提に購入したユーザーからは、

ボロカスに酷評され駄作の烙印を押される可能性もあります。

シマノは村田基氏と心中するつもり?な訳はないとは思うけど…


ただ、そもそも密巻きをやめたのは、ライントラブルのデメリットの方が大きかったから、

という経緯があったので、01ステラから20年以上の年月を経て、

また同じ過ちを繰り返すほどシマノの技術者やテスターが、

実際のテストで気付かないほどバカなはずはない、

とは思うんですが、やはり気がかりですよね

密巻きのスピニングを使ったことが無くてピンとこない人でも、

ベイトリールなら使ったことある人も居ると思います。

PEラインの喰い込みを防ぐのに最も効果的なのは、ハイスピードレベルワインド、

っていうのは常識ではありますが、密巻きとは反対に、

飛距離的には抵抗が大きくなる分劣るとされてます。

(シマノでハイスピードレベルワインドは現行であるのか分かりませんが、
ダイワだとHRF PEスペシャルなどに採用されてます。
Tウイングのおかげで放出抵抗が減らせてるので、
さほど大きな飛距離低減にはなってないようですが)

自分がベイトリールを使うのは最近だと太糸を使ってのナマズ釣りと、

タコ釣りくらいなので、ドラグ締めた状態でも実釣でPEの喰い込みが気になることはないですが、
(根掛かり時にスプール押さえて引っ張ったりしたら太いPEでも確実に喰い込んでトラブります)

1号以下などの細いPEの場合どうなのか…これは本当に使ってみないと判らないですね。

ベイトリールで考えてみれば、ベイトフィネスリールに細PEで使っている人も居ると思うので、

同じような感じなのかも知れません。

許容範囲でメリットの方が大きい、というレベルで、懸念が杞憂に終わることを願ってはいますが。


ここまで書いてきてなんなんですが…よくよく調べてみると、

アブのスピニングリールは密巻きと疑似AR-Cスプールを採用して、

一足先に実績を作ってたんですね…
(今回のステラほどの超密巻きではないとは思います)

こういった背景が村田氏の悲願以外にも密巻き復活にもしかしたらあったのかも

因みにアブはシマノで言うインフィニティドライブと同じような機構を、

汎用機にはシマノより一足先に導入してましたよね。

ダイワと同時期か少し早く疑似モノコックボディも採用してたと思います。

イマカツ含め多くのバスプロとの契約を打ち切ったりして、

最近少し話題になってましたけど、アブにも頑張ってもらいたいものです。

って最後にアブの話題で〆んのかい、っていう雑記でしたw


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