24ツインパ発表&超密巻きとかライントラブルとかに関して

2024年01月14日 13:00

新年明けてから成人の日に初釣りに行ってきました。

ベイトフィネスでのチニング&メバル狙いでの釣行でしたが、

この日は潮周り的にもイマイチで水色がスケスケでさっぱりチヌのアタリ無し。

厳寒期は小潮周りの方が水温の変動が少なく濁りも入りやすいので、

厳しいかなと予想はしていましたが…ガルプ使っても反応無かったんで、

このポイント自体去年辺りからチニングには厳しくなってきたのかも。

メバルの方はどうかと切り替えて狙ってみたんですが、

潮位が下がりすぎて干潮前後だったのとアフターのせいで活性が低いみたいで、

こちらもサッパリ反応無しでした。。

ガシラは釣れましたが…
釣行に関しては特にこれと言って書くことも無いので、

新発表の24ツインパ関連の事でも書いてみようかなと。
20ツインパワーを購入してそんなに使ったかな

って感じなのにもう次の型が出るなんてホンマに早いですね。

まぁ実際のところ20ツインパもここ1、2年はベイトタックルの使用頻度が増えたせいで、

使用頻度はそこまでガッツリ使いまくってるっていう訳じゃないですが、
(ツインパXDのスプールも購入し併せて使ってます)

基本的に現時点では「これ以上のスピニングは別に要らない」と思える良いものでした。

その後22ステラが発売され過去一売れた!?と言われるほどバカ売れしたようですが、

超密巻きによるライントラブルと内部構造の複雑化、

初期ロットによる個体差(アタリハズレ)など、

過去一物議を醸したな~という印象でした。

初期ロットや個体差に関しては、これまでのステラも同様にあったことですし、

自分は今ではそういうもの、と理解してますが、

始めてステラを持つ人だとハードルが高いぶん期待しちゃいますもんね。

過去一売れたから過去一不具合の数が多いのも、まぁそりゃそうだよねって感じです。


ただ今回個体差の問題がこれまでよりも言われている印象を受けるのは、

やはり超密巻きで内部構造がより複雑化しややこしくなったから、

っていうのは確実にあると思いますね。

これまで持ってたリールはすべて分解してメンテもしてきましたが、

22ステラをジョルタクさんのYOUTUBE動画で観た感想としては、

ちょっとここまで来ると個人で分解するのも躊躇われるなってレベルでしたし

たぶん他社のリール開発部門の人間が中身見たら、

この構造のリールを大量生産するって頭おかしいやろ、って思ってそう
(そりゃノイズとかのアタリハズレ出てクレーム来るのも当然っていう意味で)

加えて初期ロットが不具合多いってのは、部品的な不具合もありますが、

最初にまとまった大量の数を組み上げて納期までに仕上げなければならないため、

どうしても一台一台時間をかけてやるのも限界がありますしね。

シマノのリールはダイワのモノコックボディと違って、

本体が2分割されてて芯出しが必要だしシム調整でも巻き心地が変わるし、

自分も分解メンテの時は何回もやり直したりしてますけど、

最初に組み上げる時に全員が職人みたいな人ばかりじゃないでしょうしね…


で、今回の24ツインパワーなんですが、基本的にステラの機構がお下がりになるので、

やはり物議を醸した超密巻きは入ってきましたね。

恐らくストラディックみたいに超密巻きを入れない方が、

保守層にも支持され商売としては売れるんだろうなと思いますけど、

これで入れなかったら従来からのステラのお下がり路線を止めることになり、

何よりやっぱり「超密巻きは失敗だった」と認めたことにもなってしまいますしね。

その他、ステラに搭載されている主な機構は従来通りお下がりになったので、

完成度としてはかなりのものになってるんでしょうね。

20からの金属ローターを踏襲してくれたのもありがたい。

半プラなんかどうでもよくて、この金属ローターかそうでないか、

ってことの方がよっぽど巻きの質感や剛性感に関わってくる部分ですから。

因みに今現在製品HPには書いてないんですが、

XDに搭載されてたバリアコートスプールリングも、

今回から無印にも搭載されてるようです。
(次からXDはもう無くなるんじゃないかと思ったり…)


で、唯一の懸念材料と思われてるであろう、この超密巻き&ライントラブルに関して、

使ってない奴が語るなよ、って言われそうですが、

やはりスルーするわけにはいかないので少し思ったことを書いてみようかなと。

ライントラブルが起きるという声がネット上では目につきますが、
(お隣中国ではかなり炎上騒ぎがあったそうなw)

起きない人には全く起きない、もしくは滅多に起きないけど、

起きる人には結構起こる、っていうのが分かれてるらしい。

実際はどの程度か判りませんが、9割の人が問題無くても1割の人で問題があれば、

やはりネガティブな印象の方が強くなりますよね。

最近のロットではベール角度が上がってよりトラブルが起きにくくなってるらしいですが、

結局なんでライントラブルが起こるのかっていうところを考えると、

アンチツイストフィンや新ドラグノブ形状でもカバーできない状況になってるってこと。

要するに、ラインがラインローラーにきっちり収まり、かつテンションが掛かって巻かれてれば、

ライントラブルは起きるはずがないんですよね。
(糸ヨレとかラインローラーの不具合は別で)


超密巻き抜きにして、スピニングでライントラブルを起こさない対策はありますけど、

スピニングってベイトと違って釣り初心者でもすぐに投げることが可能なので、

基本的な対策を最初にあまり意識しないまま慣れてしまって、

釣り歴だけが長くなってる人って結構居るんじゃないかと思います。

まぁそれでも殆どトラブルなく釣り出来てたんだから別にええやろ、

っていう意見は理解できますが、

超密巻きになったことで問題が顕在化してきたって面があるんだろうなと。

AR-Cスプール搭載以降のリールは本当にトラブルなくなりましたしね。

とりあえず自分がライントラブル防止の為に普段から意識しているのは、
(釣りしてる時はそんなに考えてませんが)

①ベールを手で戻すこと

②着水後ラインがラインローラーに収まるように、
一瞬ラインを持って張ってやること

この2点だけでほぼこの10年間?はライントラブル無しです。

これに加えて③フェザリングもしてやれば完璧ですが、
(自分はベールを手で返すついでというか、
その流れで左手でラインに触れてフェザリングしていますが、
②をやってる時はしてない時もあります)

これらは普段やってればなんてことない動作です。

※追記 たまたま見つけたこちらのフェイスブックに上がってる動画

が判りやすいのでリンク貼っときます。

風が強かったり糸がふけたな、とかラインテンションが掛かってないなって時に、

②を特に意識してやる感じで、毎回やってる訳じゃないですね。
(強風時の向かい風とか糸ふけが出る場合は、結構意識してやってます)

超密巻きでもこれを意識してやれば、ほぼ大丈夫なんじゃないかな。
(インプレ動画で有名なKさんとかみたいに)

22ステラでトラブルが毎回起こるって言ってる人の動画観ましたが、

自分が書いた一連の動作はやってない、というか、

そういう一連の動作が必要な使い方が出来ないような釣りをやってるから。

この人自体釣りが上手いことには疑いはないと思いますから、

こういう使い方するなら超密巻きはそもそも合って無い、ってことですね。

なので、自分が書いた①、②、③さえ出来てて、

基本遠投がメインでラインテンションがしっかり掛かってる釣りをする人なんかは、

殆どライントラブルに関しては問題ないと思います。
(糸ヨレとかラインローラーメンテ不足で回ってないとかは於いといて)

ここで気付いた人が居るかもしれませんが、

村田基氏はハンドルオートリターンを推奨してますよね。
オートリターンはフェザリングがセットになって初めてトラブルが減ります。

フェザリングしてないならオートリターンはやらない方が良いです。

「ラインがラインローラーに確実に収まってテンションが掛かって巻き始める」

これに関しては一手間掛かりますが、

マニュアルリターンでラインを持って張ってから巻き始める方が確実です。

自分のやり方の場合毎回フェザリングしなくても、

よほどラインがたるんだりふけてなければ②をやればトラブルには繋がりません。

特に少しでも遠投したい場合はあまりフェザリングしないこともありますが、

その場合着水後極力すぐにベールを返すなり②で対応できます。

着水後すぐに巻きだすのは村田氏のやってるやり方の方が速いので、

手返し良くショートキャストを多用するような、

先の動画の人のような使い方をする場合は村田氏のやり方が合ってると思います。

SW機なんかはオートリターン機構が付いてなかったりするので、

そもそも村田氏の使い方はできませんけどね。

そういや自分は滅多にライントラブルを起こさないので、少し前まで知らなかったんですが、
起こった際はドラグを緩めて上の一本のラインを引き出すのが良いみたいですね。

これは覚えておいて損は無いですね。


24ツインパ買おうか迷ってるけど、ライントラブルが心配って人は多いと思いますが、

①と③が出来てるならあまり心配要らないと思いますし、②もやればまず頻発はしないかと。

その他、超密巻き関係なくスピニング使用時に、

PEラインのせいでライントラブルが起きる、というトラブルをラインのせいにしている人も、

Amazonのレビューなんか見てると散見されますが、

①~③が出来てれば、どんなラインを使ったとしても殆ど関係ないと断言できます。

使ってるPEラインの銘柄によってトラブルが起きるって言ってる人は、

超密巻きのリールを買っても幸せにはなれないかもしれません。


まぁそれでもだんだかんだやっぱり基本人間って保守的だから、

ネガティブな事を言われると敢えて冒険しようと思う人の方が少ないのも事実ですよね。

敢えてリスクのあるものを選ばなくても、っていうのは自然な考え方ですし。

自分はこれだけ色々言われてるから、

逆に使って超密巻きの恩恵(キャストフィールやドラグ性能の向上)

を感じてみたいなとも思うんですが、

なんせ20ツインパもそこまで使ってなくて、かつ何も不満が無いから購買意欲が湧かない。。

ていうか、今はベイトリールの方が面白くて、

スピニングに関しては、もうこれ以上大きくは変わらんやろしな~って感じなので。

ダイワも今年はセルテートが出ますが、

こちらも19モデル持ってたらそんなに大きく購買意欲湧きそうにないと思われますが、

どうでしょうかね!?良いリールなのは間違いないとは思いますけど。

セルテートの方がツインパより売れるんだろうな~とは思いますが、

今回のツインパでトラブルや個体差の問題はステラの時ほどは騒がれないと予想してます。

個人的には良い意味でスピニングは性能の頭打ちが来てるなという風には思います。

商売だから短いスパンで新しいものをどんどん作った方が儲かるんでしょうけど、

もうぼちぼち腰を据えて開発期間をもっと長く取っても良いんじゃない!?

って思うんですけどね。
(メタニウムDCとか9年ぶりに出してきたし笑)

ダラダラと書いてたら長くなったので、今回はこれくらいにしときます。


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