ハイスペックな中華BFSリール DMK Silverfeather Air Elite購入&実釣インプレ

2025年04月08日 20:00

4月に入りこれからのメバル最盛期に活躍してもらおうと、

2カ月ほど前になりますが、新しいベイトリールを購入して、

先日ようやく初使用してきました。

日本でのインプレがネット上で殆ど出てないので、少し紹介してみようと思います。

購入したリールというのが、

DMKというメーカーのPurelureブランドから出ている、

Silverfeather Air Elite XG(シルバーフェザー エア エリート)というモデル。
所謂中華ブランドのリールではありますが、

DMKは中国国内でアメリカのKastkingのOEMも手掛けているようで、

よく分からない怪しいメーカーとは違ってある程度の信頼が措ける規模のメーカーだと思います。

実は本当はこのリールを買う前に、以前から中華ベイターの間で話題になっていた、

HisterというメーカーのオーロラエアCFというリールをタイミングを見て安く買えたのですが、
レベルワインドリングの内側外側両方に金属のやすりで擦ったくらいのエグいレベルの傷があり、

さすがにこれは使えないと判断して返品したんですよね

Histerというメーカーはここ1年くらいで急に出てきたメーカーで話題となりましたが、

品質管理の面でかなりの難があるようで、

この画像見ても判るようにロクに検品もされずただ大量生産しているみたいなので、

ハズレを引く可能性がかなり高く購入にはある程度覚悟が必要です。

実際海外のYoutuberとのコメントでのやり取りでも、

品質管理や品質に関して懸念材料があるのでお勧めしないと言われてました。

まぁ自分みたいなあり得ないレベルのを引いた場合とかは返品すりゃいいんですが

ただ、今回はファミリーマートで支払いすると更に安くなるキャンペーンを行っていて、

それを利用したために返金がアリエクのアプリ上で使えるボーナスというものになり、
(Amazonのギフト券みたいなもの)

それが一カ月しか有効期限が無かったので、シルバーフェザーに買い替えたという訳です。

まぁ金額的に倍くらい(購入時コインやクーポン使って13,000ちょい)

にはなるリールですが(オーロラエアCFは以前1万近くしていたけど、一瞬6千円台で買えた)

2度続けて失敗するわけにはいかないと思って。


詳しいスペックはリンク先を見てもらえばと思いますが、

中華リールにしては1万超えるだけあってスペックは結構充実していて、

巻き心地もかなり良くガタも無く剛性感を感じます。

同じ兄弟機のシルバーフェザーエアというカーボン樹脂の方がやや金額的には安く、

出た当時は119gと最軽量で話題となりましたが、

エリートが金属フレーム&サイドがカーボン樹脂で後から出たモデルになります。

アジやメバルだけでなくチヌにも使えそうなくらいしっかりしてますね。

ボディ素材以外の違いはハンドルがカーボンかアルミかという点や、

ドラグ力、レベルワインド形状など。

スプールは同じ28㎜径ながらベアリングのサイズがエリートの方がやや大きく、

そのせいかスプール重量もエリートの方が少し重くなっており、

エアの方がよりフィネス重視、エリートが剛性重視の設計になっており、

対応ウェイトが1g~15gとのこと。

カタログスペックではスプール重量が4.7gとなってましたが
で、都合よくこのスプールベアリングがダイワのアルファスSVのものと同じで、

以前間違えて購入して余っていたROROの小径セラミックベアリングがあり、

その外側だけ使って中をステンレスベアリングに変えたものに交換しました。
ROROのSICセラミックベアリングは軽量で静穏性と回転性能には優れていましたが、

やはりステンレスの方が少し重いものの音が気にならないので。

ベアリングを小径にすることでノーマルよりレスポンスを上げ、

1g以下にも対応できることを期待して。

ブレーキは特許を持っている独自のAIMという可変マグの機構のようで、

高回転時に磁石がスプールに近づくみたいです。
(円状のがマグネットでこれがスプール側にせり出す感じ)
ていうか、個人的にはBFSリールのブレーキは固定マグでも別に良いんですけど、

ベアリングを取り出すにはこのカップ側を分解しないとダメで結構面倒な造りになってて、

この点だけがこのリールの欠点ですかね

まぁ滅多にベアリングを交換したりすることは無いとは思いますが…


気になる点としては、メカニカルブレーキノブが結構緩かったです。

セメダインのスーパーXをネジ部に塗って摩擦係数を上げて勝手に緩まないように改善しました。

ちゃんとOリングが付いてるのであまり緩くなりそうな感じはしないんですが、

最初だけ摩擦が掛かって少し締めると、Oリングの摩擦が効いてない感じなんですよね

これは個体差とかじゃなく設計の問題かもしれません。

その他には塗装がマットでさらさらとした質感なので、

少し滑りやすいかも、と思います。


あと変わった点でいうと、このリールのベルワインドはLRGという特許を取ってるらしく、

よくあるなんちゃってメガホンの形状とは異なり薄型の楕円形状にすることで、

ラインの接触が点になり抵抗が小さいので、より飛距離が伸びるとか
焼きの入った金属パーツにジルコニアセラミックリングという素材が使われてるみたいですが、

購入時チェックしたら接着剤のカスみたいなんが付いてた…擦ったら取れたので良かったですが


ここからは先日の実釣を交えて。

潮周り的にマズメ以降干潮で殆ど潮が動かない小潮で、

メバル狙いには最悪と言っていい潮周りなんですが、

取り敢えずリールを試したかったので行ってきました。

日没後干潮前は意外と浮いていてプラグにも反応してくれたんですが、
(オルガリップレスのパクり?が結構良かったんですが今見たら買えなくなってる)

その後は分かっちゃいましたが、サッパリ反応なくなり渋々に

そんななか、ゲーリーのイモグラブを沈めて狙ってみるとコンッっと明確なアタリに、

ガシラが食ったなと思ったら…60センチの長メバル君でしたが、
このリールのドラグが結構良くてやり取りは結構大変ながら何とかキャッチできました。

この1匹の前にもプラグにデカい奴が食ってきて、エラ洗いで一瞬でバレましたが、

掛かってたらかなりキツかったと思います。。
(ロッドがそんなにバットパワーのないULのTsurinoya DexterityⅡだったんで)

結構雨後のせいか濁りが入ってたんでシーバスの活性が高かったみたいですね。


このリールでのプラグのキャストに関しては、

可変ブレーキが効いてるせいもあるのか!?何も問題なく気持ちよく飛びますし、

軽いところで0.8gのジグ単まで使ってみましたが、

今回はラインを多めの100mくらい巻いていたものの、
これまで使ってたAcuraの30㎜径より、28㎜径だけあって投げやすかったです。

まぁロッドが1gからなんで、かなりキツいっちゃキツいんですが、

リールのレスポンスが良いんで投げれちゃいますね。

1g以下をもっと使いたければ、ラインを減らせば十分対応できそうです。

あまり使うことは無いですが、

1g以下も普通に投げれて長さとパワーもあるようなロッドが欲しいんですけどね…

欲しかったTsurinoyaのElfというロッドを少し前に注文したんですが、

後から在庫が無いと言われてキャンセルする羽目に


色々書きましたが、このリールはなかなか良いですよ。

中華ベイトフィネスリールも色々出てますが、やはり金属フレームってとこですね。

値段が1万4千円くらいであまりセールでも値下がりすることがありませんが、

逆に言えば価格の変動がかなりあるようなリールよりも信頼できると思います。

ていうか、国産のベイトフィネスリールと比べればコスパはかなり高いと思います。

同じ28㎜径のダイワ月下美人エアなんかだと4万くらいしますしね…

自分は剛性と質感重視で金属フレームのエリートを選びましたが、

よりフィネス重視ならカーボン樹脂のシルバーフェザーエアがお勧めですね。

海外のYoutuberの動画で0.5gの飛距離投げ比べを色々なリールでされたものがありますが、
(埋め込みで再生できないので上記リンクで興味ある人は視聴してみてください)

その中でも上位で品質にも優れていて非常にお勧めだと言ってます。

日本のYoutuberはHisterのリールを取り上げてる人が多く、

殆どDMKのシルバーフェザーは取り上げてませんが、造りの良さは断然こちらでしょうね。
(オーロラエアCFはやっぱりおもちゃっぽいチャチさを感じましたし。。)

それとこれとは別に1gも普通にキャスト可能なDC搭載のBFSリールも出しており、

こちらは金額的には値段が張りますが、海外でもかなり評価の高いリールみたいです。

以前紹介したACURAもコスパ的には素晴らしく、

プラッギングメインでジグ単でも1g以上からなら問題なく使用できるリールですが、

今期は今回購入したシルバーフェザー エア エリートをメインに使用して行こうと思います。


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