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2024年07月19日

アコウ狙いに最適なベイト用PEラインと好みのPEラインが見つかる?サイトを紹介

前回の釣行で初めて使ってみたPEラインが良かったので、

改めて別の記事でPEラインに関することを書いてみようと思います。

前回使ってみて良かったPEラインというのが…

アコウ狙いに最適なベイト用PEラインと好みのPEラインが見つかる?サイトを紹介
よつあみのPEラインが優れていることは昔から知ってましたし、

最近ではスピニングで船用の安い8本縒りを試しに使ったりしてましたが、

リピーターという訳でもなく敢えてあまり使ってこなかった、というかよつあみじゃないとダメ、

っていうそこまでの必要性や拘りは特になかったんですよね。

ただ、今回のベイトタックルを用いたアコウ狙いに関しては少し事情が異なりまして、

今まで安さからピットブルX4などを使ってましたが、

1.2号にリーダー20LBだと、根掛かり時に結束をユニノットにしても、
(もっと強いノットはあるけど高切れの可能性から敢えて使わない)

メインラインが高切れすることが結構あったんです。
(ピットブルは最大強度で表示してあり、切れる時は一番弱い所で切れるのでアテにならない)


で、このアップグレードですが、このラインは4本縒りながら他社の8本縒りレベルの強力がある、

ってのをPEラインを比較したサイトで知ったので、

これなら根掛かり時の高切れをなるべく回避できるんじゃないかと期待して。

ちなみにそのサイトっていうのが、


PEライン 比較 でググれば一番上に出てくるので知ってる人も多いと思いますが、

このラインキング記事の何が優れてるか、というと、

実際に強度を計測して最大強力、最小強力、標準偏差を書いてくれてること。

優れた強力のラインっていうのは、どういうことかというと、

直強力が高く最大と最小値の差があまりなくバラつきが無いライン、ということになりますが、

これはメーカーが数値として出してないですし(最小値を書いてるメーカーは殆ど無い)、

ピットブルのように最大強力しか書いてないものもあります。

で、このピットブル4の強度がどれだけあるのかってのが検証で書かれてますが、

なんとメーカー公表の最大値でPE1号が9.1キロに対して実験では最大6.8キロ

最小だと5.7キロという結果…

新品のラインでこれですから、如何にアテにならないかってのが判ると思います。


で、今回のよつあみのアップグレードX4が、強力が高く、
(このサイトの検証時の強度で同じ1号が最大9.9キロ、最小7.4キロ)

強度のバラツキも少ないということで選択したんですが、

このランキングではサンラインのシグロンX4もあまり人気はなさそうですが、

強度的にも強くバラツキが少なく安定していて期待できそうですね。

おまけに圧倒的に安いし。

実際今回はシグロンを試してみようと思ったんですが、


と安くなっていたので試しに買ってみたんですが、

これが良い結果で、前回の釣行では2度ほど根掛かりで切るしかなかった状況でも、

ちゃんとリーダーがフックの所で切れてくれました。
(リーダーを25LBにするとリーダーとPEの結束で切れるか、
高切れする可能性が高くなると思います)


実際のところ、売られているPEラインのパッケージやメーカーのサイトには、

最大強力、もしくは標準強力(平均強力)しか書いておらず、

最大強力だけしか書いてないもの、というのは殆ど参考にならないし、

標準強力だけのものも実際にはどのくらいで切れるのか、ってのは、

ラインシステムを考える際にこの標準強力よりもっと下回ると想定しないといけません。

アコウのようなロックフィッシュを狙う場合には根掛かりを100%避けることはできないので、

切るしかない状況でリーダーが残ってくれるってことが本当に重要なんですよね。

もちろんそのためにはPEとリーダーの結束もなるべく強度が高く抜けの良いものを選ぶ、

ってのは前提になりますが、自分はジギング魂さん考案のFGノット2020を、

若干変えたオリジナルのFGノットを組んでいますが、これはそのうち機会があれば紹介します。


じゃぁ強力が出る方が良いなら8本縒りを選んだ方が良いんじゃないかと思われるでしょうが、

スピニングの場合はそれでいいと思うんですが、

ベイトタックル、と限定した場合には必ずしもそうとも言い切れないんですよね。

ベイトの場合、どうしてもバックラッシュなどのライントラブルは避けられないので、

その際に4本縒りの方が張りがあり8本縒りよりもバックラッシュが起きづらく、

起きても復旧がしやすいので、基本自分は4本縒りをメインに使っていますし、

たぶんベイトPEをやってる人は4本縒りを使ってる人の方が多いと思います。

あと、8本縒りは一本が細いので、バックラッシュによるダメージが入りやすい、

というのもデメリットとしてあります。


ハードコーティングで4本縒り並の張りの強さがあるものも出てはきてますが、

基本は4本縒りの方が張りが強くベイトには扱いやすいと思います。


で、今回のアップグレードX4ですが、

思った以上に張りがありコーティングがしっかりしていて驚きましたが、

以前使ったハードコーティングのレジンシェラー4やピットブル4に比べると、

PEライン自体の編み込みが密で直径も細い。

強度が一番強いのに細く、張りもあるならベイトには最善かも、と実感しました。
(特に根掛かりが避けられないロックフィッシュの場合)

よく言う4本縒りの糸鳴りに関しては、

アコウの場合ほぼただ巻きの釣り、というのはせず、

基本ロッドを操作してラインスラックを取る、という動作なので、

ほぼほぼ糸鳴りはしません。


触った感じの張りや密な編み込みという面ではダイワのデュラセンサー4にも近いなと感じましたが、

先ほどのサイトで比較をするとデュラセンサーはやや強度が劣ることが判ります。
(耐摩耗性が高いので根掛かりとか考えないなら選択肢としては充分アリかなと)

先ほどのマイベストのサイトは強力以外に耐摩耗性など他の点でも比較されてるので、

欲しいラインが見つけやすいのではないかと思います。

ただ、4本と8本、12本縒りで合計36種類しかないので、

もっと多くの種類を扱ってくれれば良いのになと。

それと、このサイトでは4本縒りを使うメリットは安いだけ、という風に書いてますが、

これはスピニングに使う事だけを想定していると思われるので、

この点は注意した方が良いと思います。


あと釣糸JAFS基準を順守、と書かれていても全ての号数で当てはまるとは限らないですね。

ピットブル4も釣糸JAFS基準を順守となっていますが、

今回のアップグレードX4と比べると明らかに太く実際スプールに巻ける量が少なかったですし、

恐らく細い号数は基準通りでも太くなるにつれて、編み込みの密度の差が出て、

ラインの凹凸によって実際の太さや巻ける量が変わってくるのだと思います。

まぁ結局PEはよつあみ買っておけば間違いないってのはよく言われる通りだと思いますが、

ひねくれた性格の自分には解ってても少し面白くないので、

コスパ重視でこれからも色々試してみようとは思います。

ただ、アコウに関しては先ほど書いた根掛かりが避けられないということに加えて、

根掛かりを回避するために、なるべく軽いシンカーでの釣りを可能にするため、

ラインも強度を保ちつつ細いに越したことは無いので、

このアップグレードX4はベストだなと思いました。

まだ使い始めたばかりですが、今後しばらくはこのラインを使っていこうと思います。




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この記事へのコメント
<水泡眼さん

最近多忙にてコメントチェックが遅れてすいません。

大阪のアコウに関してですが、
最近は放流事業のおかげで数が増えていて、
ある程度は狙って釣れるようになってはきてはいますが、
良型の実績は基本深場に近いボートでのものが多く、
京都など日本海ほどの数には到底及ばないと思います。

理由は色々あって大阪の場合基本人工的に埋め立てられた海なので、
アコウが隠れるところが少なく放流された個体が再捕獲される率が高く、
なかなか大きくならない事や、
夏場に大規模な苦潮の影響を受けてしまう事などです。
実際のところ大して釣れないのでアコウをオカッパリでガチで狙っている人は、
あまり多くないのではないかと思います。
エビ撒き釣りの人は結構居てますけどね。

ポイントに関してですが、
自分の場合は関空より北~南港辺りまでの間のテトラ帯がメインですが、
基本的にアコウは外海に面したテトラ帯であれば、
まんべんなく放流されてるのでどこもポイントにはなり得ます。
ただ、良型を狙う場合はある程度水深が必要になってきますね。

渡船利用であれば良型の確率はより高くなると思いますが、
実績があるのは夢洲や関電波止、南港のセル石や新波止、
岸和田一文字や旧一文字辺りでしょうか。
Posted by 竹 at 2024年08月19日 18:16
いつもブログ拝見させていただいております。
私は京都の舞鶴あたりで釣りをしており同じようにアコウを狙っておりますが、大阪でもよくアコウが釣れるようですね。
大阪のどのあたりかだけでも教えていただけませんか。よろしくお願いします。
Posted by 水泡眼 at 2024年08月14日 21:48
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