2024年10月13日
ベイトタックルでライトショアジギング ソルティスト150XHL初釣行&インプレ
前回のライトゲームに引き続き、
10月に入ってからの秋の釣行第二弾は久々のライトショアジギングへ。
今年はこれまでとはちょっと趣向を変えて試しにベイトタックルでもやってみようということで、
今回初使用となるソルティスト150XHLのインプレも交えて書いてみようかと。
まず、タックルの方からリールは先日もちょっと書いたんですが、




(上が普段ナマズ釣りに使ってる初代タトゥーラボディの追加モデル、17タトゥーラ100)









この秋新発売になったダイワのソルティスト150XHLに、
ロッドは色々検討したんですがニッチなジャンルということもあり、
丁度扱うキャストウェイトとパワーでなかなかこれといったものが無く、
よく考えると使用機会もあまりないし高いロッドを新品で買ってもなぁ…
ってことでアブの型落ちですが中古で状態のいいものが見つかったのでこちらを購入。
アブガルシアのSXJC-962MH60-KR
メインで扱うウェイトで60gのジグが快適に操作できる、っていう設計のようですが、
インプレ動画でそこまでのパワーはないみたいな感じで、
4,50gのフルキャストが快適みたいとの事だったのでむしろちょうど良いかなと。
実際手にしてみてもMAX80gは嘘やろ、って感じで、
大阪近辺で使うにはちょうどいい所謂ライトショアジギロッドかな。
PE4号のMAX90gまでとパワーアップしてるっぽいですが、
より軽くなっててホンマに大丈夫か?って感じ。
このロッドでもスピニングで使ってるコルトスナイパーとかに比べるとだいぶ軽い(227g)ですし。
で、このロッド傷も殆ど無い美品で送料掛かったけど安く買えてよかったと思いきや…
フロントグリップ付近からギシギシと軋み音が

なるほどこれのせいであんまり使わんと売ったんやろな。。
重いウェイトのルアーやジグを扱う際にこの周辺に負荷が掛かるせいもあるとは思うけど、
結局は作った時にエポキシが充分に足りてないせいで、中で剥離したんやろなぁ

そういやチニングで使ってるソルティースタイルのロッドもリールシート周辺から軋み音がして、
それは瞬間接着剤を隙間から流してやったら解決したんですけど、
これはグリップ下っぽいからどうしようもない。。
アブは設計とか見た目は結構良い感じなんだけど、
造りが荒かったり管理が行き届いてない事が多いのが残念なんですよね。
通販なんかで購入する際はハズレを引く可能性が高いんで注意が必要です

実は以前にチヌロッドを購入した時も、
ロッドを焼き上げる際に巻くテープの間隔が一定じゃなく歪な巻き方になってたみたいで、、
アンサンドフィニッシュのブランク部分を触るとロッドの太さが明らかに凸凹で違う、
ってのがあって交換したってこともありました。
とは言え今回は中古で取り寄せてもらったものなのでキャンセルするわけにもいかず…
まぁ面倒くさいけど、そのうちグリップ部分を自分でやり直そうと思います。
リールの話に戻すと、ソルティスト150XHLを購入したのは、
去年シーバス釣行で使ったHRFPEが34㎜径スプールで、
重めのルアーをキャストした際にスプールの回転がかなり高速になってしまい、
スプール径がもう少しデカければ飛距離ももう少し伸びるんだけどな、
って感じてたことが大きいですね。
36㎜径になって1オンス~2オンス位までのウェイトが扱いやすくなることで、
ライトショアジギで扱うジグなんかも丁度いいところに入ってくるなと思いましたが、
実際使ってみた感想としては、
40gのジグだとほぼスピニングと変わらないくらいの飛距離が出ました。
それでいて本当にトラブルレスで気持ちいいです。
なんでスピニングとほぼ変わらないくらい飛んだのか、と考えましたが、
この釣り場でスピニングの場合は1ヒロ以上のリーダーを付ける関係上、
ライントラブルを防ぐためにもトップガイドから出してペンデュラムで投げますが、
足場が良くないうえに後ろのテトラにぶつけないように投げるには、
あまり大きく振りかぶれずルアーが後ろにある状態からスイングを始めないといけないから。
ベイトの場合ロングリーダーにしてPEとの結束部をガイドの中に入れて、
垂らしを短めにしてもトラブルなくキャストできるので、
その辺の違いが大きいのかなと思います。
とはいえ、ベイトでも後ろを気にしてそこまで大きくテイクバックは取れないので、
堤防とかで後ろを気にせず大きくスイングして投げればもっと飛距離は出せると思いますけどね。
ソルティスト150は初代タトゥーラ(タトゥーラHD)がベースになっており、
ノーマルとHDではスプール径が34㎜と36㎜で異なりますが、
ボディサイズは同じでスプールが入る部分だけ広くなってるって感じです。
(若干だけHDの方がスプールの幅が広い)
(上が普段ナマズ釣りに使ってる初代タトゥーラボディの追加モデル、17タトゥーラ100)
そのせいで、ソルティストはより糸巻き面がボディのすぐ横辺りにまで来てるので、
ラインをパンパンに巻いた状態だと、スプールをボディに入れる際に引っ掛かって入り辛い、
ってことがあるので要注意です(特にリーダーを巻いた状態だと嵌まらないことも)
ソルティスト150とタトゥーラHDのスプールは互換性がありますが、
スプール形状はちょっと違って、
ソルティストの方がPE専用設計のややナロー気味でスプール内に巻き込まないように、
エッジ部分が厚くなってるのと、ハイスピードレベルワインドでのせいで、
糸巻き形状が歪になりにくいよう底部の端がフラットになってますね。
ただ、個人的にはハイスピードレベルワインドはHRFでも思った事ですが、
あまり恩恵は感じてません。
(HRFPEはノーマルレベルワインドに替えて快適になった)
誤差はあると思いますが、このくらいスプールの幅が違ってきます。
スプール重量は1gほどしか変わらないんですが、
何故かスプールいっぱいまでPEを巻くと…
重量差が大きくなってます

スペック上ではタトゥーラ153スプールが20LB100mで、
ソルティストもPE2号が200mで計算上は同じ糸巻き量になるはずなんですけど、
よつあみのアップグレードX4 200mをソルティストに巻いてみたところ、
到底巻き切れなかったのに比べて、タトゥーラHD153の方は多少まだマシだったので、
(それでも全部は巻けませんでしたが)
微妙にソルティストの方が糸巻き量が少ないとみて間違いなさそうです。
ていうか、ソルティスト150のスプールは
PE2号が200m巻けるとなってますが、
4本縒りだと大体のメーカーは巻けないっぽいです。
youtubeで動画を上げてる人、数人に質問してみたんですが、
バリバスのX4というラインだと200mギリギリ入ったと仰ってましたが、
コーティングが厚めの硬いラインだと厳しいみたいですね。
今回試しによつあみのアップグレードX8を初めて巻いてみましたが、
何とかギリギリ巻けたという感じで、8本縒りならなんとかイケそうでした。
(ちなみにアップグレードX8は8本縒りにしては張りのあるコーティング系のラインで、
ベイトにもまだ使いやすい方のラインなんじゃないかと思います)
8本縒りと4本縒りではラインの真円性に差があり、4本縒りは凹凸があるので、
コーティングも関係しますが、実際の糸巻き量が変わってくるんでしょう。
ただ、キャストしてみた感じ、4本縒りに比べるとバックラッシュにまでならなくても、
やはり8本縒りは高回転時に糸が浮きやすい印象でした。
あと、全然バックラしなかったので最後の方調子に乗ってクイックに力んでキャストしてしまい、
見事に高切れやっちゃいました

その際ラインがめり込んで切れたラインの端がどこかわからなくて予備スプールに交換する羽目に

(ハイスピードレベルワインドは実際のところあまり効果は感じられません)
糸鳴りが気にはなるけど、やっぱり4本縒りの方がトラブルレスにできるかな。
明るい時間帯ならスプールが見えるんでまだいいんですけど、
ナイトシーバスとかはやっぱり4本縒りでやった方が良さそうです。
で、スプールを交換してキャストして解ったんですが、
ソルティストのスプールよりタトゥーラHD153の方がジグは飛距離が出ました。
やはりソルティストはPE設計でインダクトローターのバネが柔らかいせいで、
ブレーキが掛かり続ける時間が長いようです。
これはHRFPEの時も同様に感じたことで、
プラグメインだったのでそこまでの差は感じなかったんですが、
空気抵抗の少ないジグメインで使うなら、結構飛距離の差を感じたので、
タトゥーラのスプール(バネ)の方が良いかも知れません。
ソルティスト150は待望の36㎜径スプール搭載機のPE専用設計ということもあり、
コスパも高くソルトベイトキャスターからは早くも絶賛の声が続出してますが、
(タトゥーラベースと考えるとやや高いという声もあります)
少し気になる点を挙げるとすれば、
ドラグクリック音が小さい、
(HRFPE同様タトゥーラベースなので内部構造のスペース的な問題だと思う)
マグダイヤルが緩い(個体差?他の人も同様に緩いという人も居てました)
メカニカル側スプールベアリングは分解しないと外せない
(初代タトゥーラからの仕様を踏襲)
ハンドルが110㎜と長い
(人によっては違和感を感じる長さだけど、個人的にはショアジギだとこれでも短いと感じる)
4本縒りPE2号200mは殆どのメーカーで巻き切れない
こんなところでしょうか。
マグダイヤルに関してはそのうち分解してシムでも入れて調整できるかやってみようかな。
そういや、今回の釣行の事を全然書いて無かったですね。
土曜の朝から行ってきましたが、
暗いうちは少し気配があったものの、ボイルなんかは無く、
雰囲気的に去年と同じような感じでメジロの群れは来てないっぽいですね。
明るくなった6時過ぎくらいに、ようやく遠投した先でボトムから巻き上げ直後にヒット

ただ、重いだけの感じでエソかな!?って気がしましたが、
(ベイトで巻き上げパワーがあるからそう感じたのかも)
寄ってくるとサゴシで最後にちょっと抵抗したもののあっけなくキャッチ

50ちょっとくらいのサイズでしたが、何とかニュータックルで入魂できました。
この後はキャスト練習を兼ねて粘ったんですが、殆ど気配無く終了

ていうか、時合い前にジグを入れてるボックスを誤って蹴ってテトラの間に落としてしまい、
時合い中は釣ったジグ以外殆どプラグ系しか投げれなかったのもあるかな。。
幸い落ちたジグは何とか後で殆ど回収することはできましたが。
ヒットルアーはデュオのドラッグメタルキャストスリム…のパクりにブレード付けたもの

(リンク貼れないんでアリエクの100円ショップ内で検索すると、現時点で¥270で売ってます)
今回初めてアリエクでメタルジグ買ってみたんですけど…
ジグパラショートにドラッグメタルスリム…こりゃ本物とも殆ど遜色ないな

コーティングとかに差は出るかも知れませんが、
構造がシンプルなだけにルアーに比べてジグは差が出にくいんでしょうね。
まぁ色んな業者が同じ形のを作ってるっぽいので、アタリハズレはあるでしょうが。
去年みたいにメジロの群れが殆ど入らなかったら大き目のプラグとかもあんまり要らなさそうだし、
暫くはシルエットの小さいジグがメインになってくるかな。
釣れたサゴシも口から何匹もカタクチイワシが出てきましたし。
一昨年はシーズン初めからメジロの群れが回遊してたのを思い出すと、
今年もなんか去年みたいな感じで終わりそうな予感がしますね。。
ブリはちょいちょい周ってるみたいですけど、
飲ませの人が言うにはデカいアジを何匹も食ってるっていうし、
なかなかジグとかには食ってこなさそうですよね

改めて、今回初めてベイトでライトショアジギをやってみた感想としては、
慣れもあるとは思いますが、しゃくる動作は結構やりにくいです

3フィンガ―でもいまいちしっかり支えられず、4フィンガーみたいにして抱えてやっても、
どうも重心がしっくりこないというか…
あまり大きくしゃくれてないせいか、ジグがエビることが逆に少なかったですけど。
あと、フルキャストしてしゃくりだすと、
やはりワイドスプールとは言え一回転の巻き取り長が短くなってる感じはします。
(80mキャストして20m落とすと、スプール内の糸巻き量は半分になるので)
それと、ハンドルは110mmと長いダブルハンドルが付いてはいますが、
スピニングみたいな大きいノブが付いてる訳じゃないんで、
巻き抵抗の大きい鉄板バイブやブレードジグの早巻きは、
手で包み込んでグリグリ巻ける大きなノブが付いたSW用のスピニングに比べると、
指先だけでは負荷が大きく巻きにくいなという感覚はあります。
ショアジギの時だけハンドル&ノブを付け替えるってのもありかもしれません。
(キャスト時にクラッチが返らなければ、ですが)
そもそもなんでベイトでショアジギやるのかって話ですが…
この釣りって殆どランガンしない回遊待ちで、
釣れてない時間帯が長くただひたすらキャストを繰り返すんで、
スピニングだと特に投げてる時間が面白い、とか楽しいという感覚は無いんですが、
ベイトになると投げてるだけでも面白さがあるってとこでしょうね。
まぁこの先もずっとベイト一本でやるってことは無いとは思いますけど、
趣味としての愉しみ方の一つとしてはアリなんじゃないかな~と思います。
ソルティスト150、次回はシーバスで使ってみて、また感想書こうと思います。
Posted by 竹 at 13:24│Comments(0)
│釣行記