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2019年05月23日

やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)

前回の記事で書いてたティップの折れたロッドの再生、ソリッドチューンに関して、

今回別の記事で自分なりに気付いたことや失敗点、

注意点など、作業手順と共に改めて纏めて書いてみようと思います。

画像や埋め込み動画が多いので時間のあるときにどうぞパー

Ver.2の記事 2021年1月22日分
 

何年も釣りをやってると、どうしても不意にロッド(ティップ部分)を折ってしまうことも有りますよね。

保証書が効く期間であれば多少の負担で新品を手配することも可能ですが、

免責期間が過ぎてしまったロッドだと金額的にも高く付き、

結果的に使わずに放置している、という人も多いのではないでしょうか?

斯く言う自分も代替品を購入して使わずに放置したりしていましたが、

以前からやろうと思っていた、ジャストエースから発売されているカーボンソリッドティップを使って、

ソリッドチューンをやってみることにしました。

大まかな手順としては、素人の自分がやり方を説明するより、

プロの方が作った動画を観て貰うのが手っ取り早くて良いと思いますが…

動画を見ても解らなかった点や気付いた事に関して順に書いてみようかと。

まず、前提としてソリッドが入る内径でソリッドの種類を選ぶことになりますが、

動画内で言及されていない点として…

基本的に無加工(ソリッドティップを切ったり削ったりせず)

で元々のロッドの長さと全く同じになるとは思わない方が良いということ。

ジャストエースのソリッドティップは接続部分がストレートに加工してあって便利だと思いますが、

折れたロッドの内径をソリッドティップの外径にぴったり合う所に合わせたとして、

ドンズバで元々のロッドと同じ長さになる方がむしろ不自然ですよね。。

別に多少長くなっても短くなっても気にしないというのであれば良いと思いますが、

元々のロッドの長さと同じくらいに揃えたい、と思うのであれば、

場合によってはソリッドティップの先を切るか削る必要が出てくるかも知れません。

今回自分のロッドの場合メジャークラフトのKGL-782Lに
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
ジャストエースの短い方のタイプ、ST-250ULを選択しましたが、
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
見て判る通り、奇跡的にトップガイドから3番目付近でちょうど内径外径が合い、

元々の長さとほぼ同じになり結果的にティップを加工すること無く取り付けできたのは幸運でした。

これが仮に長い方の35センチのソリッドを選んでいたら、元々の長さより長くなったでしょうし、

加工して取り付けしていればデフォルトの硬さが変わるため、

削ったりして好みの調子になるように調整する必要があったと思います。

まぁジャストエース以外のそもそも加工して取り付けすることが前提のものであれば、

より自分の好みに微調整することも出来るんでしょうが、初心者にはハードルが上がるのではないかと。。

次の工程

接着に関してですが、自分はこの工程で少しミスしましたうわーん

慎重に元のロッドを切っていったんですが、いざ繋ぐときに微妙に隙間が大きかったのか、

硬化するまでの間にロッドを斜めに立てていたのか、

接着が完了してから後でロッドを真っ直ぐにして見てみると、

ほんの少しだけガイド側に曲がって接着されてたんですよねがーん

前回の釣行で使ってみて特に不具合も違和感もなかったので良かったですが、

気分的にはあまりよく有りませんし完成度も落ちたかと。。

一回接着してしまうと取り返しがつかないので、硬化する前にしっかり真っ直ぐになってるか、

ソリッドのスパイン?の方に気を取られがちですが、確認しといたほうがいいですね。
(ソリッドにもチューブラーのように曲がりやすい方と曲がりにくい向きが有って、
曲げながら回してみるとクニっとなるので判ると思います)

なるべく硬化するまでの間は、基本かも知れませんが倒さずロッドを垂直に保つ、

というのも重要な点ではないかと思います。

0コンマ数ミリでもズレると自分のように曲がって接着されてしまう恐れがあります。


ソリッドとの接着に使うエポキシは今回スケルターワークスの30分硬化型のものを新しく買いましたが、
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
割と感覚的には30分も経たずに硬化が始まってるような気がしました。

以前から愛用しているダイソーのエポキシは10分硬化型ですが、実感としてはかなり早いですし、

衝撃とか曲げには割れやすい印象なので今回は使用せず。

接着が完了してロッドの曲がりを確認してみると、なかなかいい感じ。
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
調子に乗って曲げたり振ったりしてましたが、後々止めときゃ良かったと思いました汗

というのも、接続部分の上部1,2ミリくらい、後で見た時に亀裂が入ってましたがーん

先に挙げたようにブランクとティップの隙間がやや大きかったことと、

接着剤が偏ってた?のもあったのかもしれません。

とにかくライトゲームロッドの場合ブランクも薄いので、接着した後はあまり振ったりしない方がいいかも。。


この次の工程の動画の前に気になったこと。

このソリッドティップは無塗装なんですが、ティップはやっぱりキズが入ると危険じゃないかと思い、

考えた結果ティップ部分をクリアで塗装することにしました。

結局これをやっていたので時間を食ってしまったんですよね。。

塗装しなけりゃ割と作業的にはすぐに終わったと思うんですが。

で、ロッドの塗装には2液性のウレタンが曲がりにも強く向いてるとのことで、

とりあえず安い東邦のウレタンクリアーEXうすめ液を買ってきました。
(うすめ液は所謂シンナーです、換気には特に注意して行ってください)
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
2液を配合するのにダイソーのスポイトを使いました。
(先端は取り外しできます)
(2022年追記 スポイトが詰まったりするので、今は扱いが楽なストローを使ってます)
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
ロッドの塗装に関しては、しごき塗りがよく使われてる方法らしいですが、

ティップだけ塗るのに面倒やし、もっと簡単な方法ないかなと調べてると、

ストッキングやスポンジで拭き塗りするという方法もあるみたいで、やってみることに。

試してみた結果、スポンジはウレタンを吸う量が多すぎて無駄が多くイマイチで、

台所で生ごみ入れたりする時に使う不織布かキッチンペーパーを切ったものが丁度良かったです。

ティップ部分だけ塗装するのに一回の塗装には少ししか使いませんしね。

ただ、不織布でもキッチンペーパーでもスポンジでも、筆塗りよりはマシだと思いますが、

やはり若干のムラや気泡が入ったりはします。

なので、手間はかかりますが塗った後1日置いて硬化した後、目の細かいペーパーで研磨し、

塗装を塗り重ねること4回か5回繰り返しましたぶーん
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
塗装ムラがなくてもウレタンを塗り重ねる際には定着を良くするために、

800番~1000番くらいのペーパーで軽く傷をつける感じにします。

左のフィルムは最後にピカピカに磨き上げる際にコンパウンドなどと一緒に使いました。

#4000はコンパウンドあれば要らなかったかもしれません。

結果こんな感じに
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
ピンクの線の部分が接続部分から塗装してない部分で、緑の線の部分より先が塗装した部分、

塗膜がたぶん0.1mm位はあると思うので段差になってるのが判ると思います。

塗装したことにより、塗装前より若干ですがソリッドが硬くなったような気もするので、

自分みたいに塗装する場合はそれを見越して選んでおくと良いと思います。

なぜ接続部分の上1センチほど塗装しなかったかというと、

次の動画で説明されてますが、ガイドを取り付ける際にブランクとソリッドとの段差にスレッド巻くため。

まぁ塗装しといて後からちょうどいい感じに研磨すれば良かったかな、とも思ったんですがねぶーん


で、次の工程

基本ガイドは接続部分とソリッドを跨ぐように取り付けると補強になるようですが、

何となくそれだけでは弱いような気がして
(メーカー製のロッドとか工房で作ったロッドだとカーボンテープを巻いたりしてるし、
そもそも自分はミスって1,2mm亀裂が入ってたので汗

ブランク側2.5センチほど細いAスレッドで巻き、ソリッドとの段差を埋める所に太いCスレッドを巻きました。
 やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
見辛いですが青線部分がAスレッド、黄色線部分がCスレッドです。

補強でAスレッドを埋め込み部分2.5センチほど巻いたので、

黄色線部分にCスレッド巻いてもまだ若干段差があったので、薄くエポキシを塗って固まった後、

蛍光のオレンジのAスレッドをCスレッドの上に巻きました。
(塗装しとけばちょうどいい厚みになって、この工程は要らなかったかも汗
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
これでガイドを乗せる準備が整いました。

結果的に接続部分はダブルラッピングすることになり、
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
取り付け後はこんな感じに。

蛍光オレンジの下にシルバーのピンラインを2周ほど巻いてガイドの足よりも上にも3周ほど巻きました。

富士工業のサイトにはKTガイドはガイドの上まで巻かなくても良いと書いてありますけど、

個人的には少しガイドの上にも巻いた方が良いんじゃないかなぁと思ったりキョロキョロ

というのも、手持ちのガイドでエポキシが割れてきたりしているロッドをよく見てみると、

ガイドの根本ギリギリまで巻いてなかったりしますし、
(ガイドが無駄にしなることで硬いエポキシにクラックが入り易いのではないかと)

強度的にエポキシが割れにくくなると思うんですよね、少し上まで巻いた方が。


最後の工程、ガイドセッティング

ガイドセッティングに関しては、動画内では曲がりの頂点に付ける、と言ってます。

基本的にはそうだと思いますし、元々のロッドとほぼ同じ硬さ&太さであれば、

元々付いていたガイドの位置を考えて付ければ良いと思います。

ただ今回自分の場合はチヌロッドをメバルロッドに改造して使おうと思ったので、

本来ならガイドを1つ付ければいいところに、1つ増やして、

ティップから接続部分までのガイドを小口径のチタン製のものに変えました。

ティップがKGトップの3.5mm、次にKTガイドの3.5、3.5、接続部分が4という感じ。
(ガイド干渉が気になったので後からトップ4.5、ティップ4に変更しました)

ガイドセッティングは結構迷いました。

富士工業のサイトに基本のセッティング例が乗っていますが、

実際のところロッドメーカーによってガイドセッティングって結構違いますし、この通りじゃありません。

結局最後はテープでガイドを仮止めしてラインを通して曲がりを確認した上で、勘で取り付けました汗
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
ティップから7センチ、8.5センチ、9.5センチって間隔で取り付けましたが、

使ってみるとティップ絡みも殆ど無く良い感じになったと思います。

元々のガイドはチヌ用&Kガイドのセッティングで、このままだとティップより下が径が大きく、

接続部分以下のガイドもなるべく小さくしたかったので、上に付いてたガイドを下に持ってきました。

本当はティップ以下のガイド位置も全て変えてしまった方がバランス良いかな、とも思いましたが。。

ただあまりガイド増やしても重くなるし(ソリッドにしてる時点で元々より重くなるので)、

今回は付いてるガイドを下にズラして取り付け位置は同じで対応しました。

接続部分より下は5、5.5、7、10、バットガイドが18って感じで、

元々のセッティングよりもKRガイドコンセプトのように、

バットから3つくらいでラインを収束するイメージです(適当)

まぁ今はライトゲームロッドはKガイドからKRガイドもしくはATガイドが主流ですけど、

このロッドが出たのはたぶんKガイドが出てそんなに経ってない頃だったと思うので、

バットガイドは通常のKガイドが付いていて、出来ればKL-Hガイドとかに交換したいところですが、

そうなると結局ガイド全部変えることになっちゃいますね。。


で、完成した出来は初めてにしては多少手間は掛かりましたが、

ちゃんと使えるものになったので、点数をつけるなら70点くらいかな。。

狙い通りややパワーの有るメバルロッド、に仕上げることが出来ました。
(重さを計るとジャスト90gでした。)

元のロッドがよく曲がるもののバットはチヌ用で強いので、

前回25センチくらいのメバルを釣った時もドラグをそこまで締めてないのに、

ロッドが曲がってくれるぶん、ショックを吸収してくれて思ったほどドラグは出ず充分余力が有りました。

惜しむらくは、先に挙げていた接続時に微妙にガイド側に曲がって接着してしまった事ですね。。

まぁグラスソリッドのロッドなんかはロッドを水平にした時点で、

ティップが重みで若干ガイド側に垂れたりしますし、

実際使ってみた感じでは問題なかったんですけどね。。

このST-250ULに関しては、ロッドを振ってみた感じだと、

ジグヘッドだと0.5gくらいから充分キャスト出来る感じでジグヘッド単体向きのメバル用、

って感じの用途やパッツン系じゃないアジングロッドには向いてるかなと。
(感じ方の個人差は有ると思います)

ただグラスソリッドじゃないですし、乗せ調子のソリッドのメバルロッドほどは喰い込まないですね。

キャロにも使うならST-250Lの方が使いやすそうです。

今回ST-250Lの方も買ったので、こちらはもう一本の折れてるロッド、

KGL-762MLの方に使おうと思います。


ここで、動画で触れてない注意点を一つ。

チューブラーのロッドをソリッドチューンする場合、

ティップの外径とロッドの内径、凡その硬さを考えて選ぶと思いますが、

トップガイドのパイプ径が元々のロッドと同じになる(使い回しできる)とは限りません。

元々付いてたトップガイドを繋いだソリッドに嵌めてみても、

大きすぎてスカスカな場合が出てくると思います。

というか、むしろそうなるのが普通です。

というのも、通常チューブラーよりソリッドの方が先径が細いのですから。

最初自分は他の折れたロッドのトップガイドとLDBガイドがあったので、

それを付けて適当にセッティングしようと思ってたんですが、

トップガイドのパイプ径が広すぎてスカスカだったんですよね。

なので、いっその事ティップ部分のガイドも変えてみるか、と思ったんですが、

KTガイドはステンレスもチタンも値段が50円くらいしか変わらない。。

じゃぁいっその事チタンにしよう、と思ったものの、

トップガイドはチタンとステンレスで倍ほど値段が違ってくる汗

こりゃ富士工業の策略か…まぁ仕方ないかとここは我慢し、

どうせなら最新のKGトップを付けてみようとなったわけです。
(KGトップは現時点でステンレスは発売されていません)

なので、

折れたチューブラーロッドにソリッドを繋ぐ場合、ソリッド以外にトップガイドも必要になる可能性がある、

という事は知っておいた方が良いと思います。

それと、トップガイドをもし買うとなったら、購入したソリッドの先径と同じ径じゃなく、

1サイズ大きい物の方が無難かと思います。

例えば今回の場合だと、ST-250ULは先径が0.8mmですが、

購入したKGトップはパイプ径が0.9mmのものを選びました。

同じ0.8mmだとたまに入らない場合があるようなのと、今回は塗装もしましたし。

やや隙間があるなという場合には瞬間接着剤でもソリッド部分に薄く塗って、

ガイドが抵抗あるくらいで出し入れ出来るくらいに接着前に調整すればいいと思います。

というか、今回自分はそうしました。


以上がソリッドチューンに関する自分なりに気になったことや注意点ですが、

まだ触れてない部分としては、ロッドクラフトの基本、スレッド巻きとコーティングがありますね。

スレッド巻きに関しては、最初は慣れるまで多少慣れが必要かも知れません。

自分も最初特にピンラインを入れる際には結構上手く行かずにイライラしました汗

基本的なスレッドの巻き方やコツもジャストエースのyoutubeチャンネルに幾つか挙がってるので、

作業前に勉強しておくと良いと思います。

そういや、富士工業のサイト、ロッドクラフトガイド2019にはガイドの足削りに関して書かれていませんが、

スレッドを巻いていくと滑ってガイドの上にスレッドがなかなか乗らなかったので、

細いAスレッドを使用する場合、面倒ですがやはり多少ガイド脚は削った方が良いように思いました。


で、スレッド巻きをした後に必要になってくるのがコーティング。

素人がガイド交換したりロッドビルディングを始めようという際に、

まず必要とされるのがフィニッシングモーターと言われるエポキシコーティングの際に、

ロッドを固定し回転させる装置なんですが、自分は現時点で持っていませんぶーん

でも、持ってなくても硬化後透明度の高いエポキシ接着剤を使うことで、
(先に挙げた2液ウレタン塗料でも回数は多くなりますが、可能)

何とかコーティング作業をする事はできます。
(ティップ部分はダイソーのエポキシを使いましたが、
スケルターワークスの30分硬化型でもあまり変わりなかったです。
市販の接着剤の中には硬化剤に黄色やピンクで着色してあるものがあるので、
そういうのは避けた方が良いかも)

これは以前ネットで調べてアジングロッドのガイドが折れた時に交換した際に経験済みです。

画像は以前ATガイドが折れてサイズの合うYガイドに交換した時のもの
(個人的にATガイドは好きじゃありませんが、ぴったり高さと径が互換性のあるガイドがYガイドしか無く、
Yガイドは既に富士工業では廃番扱いになっていますタラ~
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
画像で見る限りパッと見では綺麗にできてると思います笑
(実際には市販品ほどの仕上がりじゃないですが、自分は大して気になるほどでもないです)

今回ので言うとこんな感じ
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
細かい凹凸や気泡が有るかもですが、ある程度は綺麗に仕上げることは出来ます。
(2022年追記 エポキシ接着剤は一回目だけ使用し2回目以降は専用のコーティング剤を使ってます)
(黒いスレッドだと目立ちませんが、接着剤だと経年で黄変してくるので)

コツはエポキシ接着剤そのままだと粘度が高すぎるので、

自分は2液を混合した後に、薬局で売ってる消毒用エタノールを混ぜで粘度を落とします。

なんで消毒用エタノールかというと、普段PCのキーボード拭いたりとか色々使ってるのがあったので汗

粘度を落とすと言ってもアルコールはどんどん揮発しますし、

硬化後の硬さはアルコール無しの時と同様しっかり保たれます。

シンナーで薄めるよりもむしろ良いかもしれません。

硬化が早いしアルコールが揮発するので粘度が塗ってる間にどんどん上がってきますが、

その都度アルコールを足して混ぜれば、ある程度の時間は稼げます。

スレッドコーティング用のエポキシと違って、塗って1、2時間くらい?経てば、

重ね塗り出来る状態になってるので作業効率は良いですね。

まぁこれもある程度の経験は必要かと思いますが、失敗しても研磨して修正することは可能ですし、

厚塗しすぎた場合は先に挙げた2液性のウレタンを重ねて、また研磨して仕上げれば良いかと。
(ウレタンも硬化が早いですが混合時は割りとシャバシャバしています)

ただ、やっぱり作業として片手でロッドを持って縦に回しながら塗ることになるので、

下の方に液が寄って偏ったり、

うっかり塗った部分を触ってしまったりということも考えられるので、

エポキシ接着剤を使うにしろ、今回のようにガイドを4つとかそれ以上一度にコーティングする場合は、

フィニッシングモーターがあるに越したことはないと思います。

という訳で今通販で買ったモーターが届いたので、こちらも自作してるところです。

そういや、エポキシを塗る筆ですが、これはダイソーの筆が安くて良いと思います。
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
ダイソーにはガイド巻きに使えそうなポリエステル素材の糸も売ってますが、
やる気さえあれば誰でも出来る、折れたロッドのソリッドチューン(保存版)
これは絶対使わない方が良いです。

糸自体伸びて強度も低そうだし毛羽立ちが多く接着剤も吸い込まず弾くし、

仕上がりが最悪に汚くなりますsos

スレッドだけはケチらず専用のものを購入した方がいいです。


最後に長くなりましたが、メーカーHPに記載の通り、ソリッドチューンは自己責任で行ってください。

失敗してもどうせ折れてる竿やし、放置してるんやからエエわ、

っていうくらいの気持ちでやるのが良いかと。

あと、ジャストエースのHP中だったかYOUTUBEのコメントか、どこかで見ましたが、

ソリッドチューンしたからといって感度が上がるかといえば大して変わらないみたいです。

自分みたいにガイドを元々のステンレスから小口径のチタンのものに変えたりして、

セッティング自体も変えると感度は多少上がるかもしれませんが、

ソリッドだけ替えても劇的に感度が上がる訳じゃないと思っておいた方がいいかと思います。

今回のロッドは元々チヌ用で7.8Fという長さがあり、

メバルのアタりは明確に取れ喰い込みもまずまずでしたが、アジのアタりは殆ど判りませんでしたぐすん


ソリッドチューンはまた引き続きもう一本の折れてるロッドの方もボチボチ作業しようと思うので、

また仕上がって使ってみた時にでも簡単にインプレしてみようと思います。

もし何かしら疑問点があればコメントいただければ、自分が解ることであればお答えしようと思います。
(メーカーに訊いた方が間違いはないと思いますがぶーん

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