2022年06月14日
≪必見≫ロックフィッシュの根掛かりに悩んでる人には救世主になるかもしれない
前回の記事を投稿してから今シーズン初のアコウ狙いに行ってきました。
今回は釣行の内容よりも新たな発見があったので、
そちらメインで紹介しようと思います。
日曜は大潮で夕マズメと満潮が重なるタイミング。
釣行前にwindyで見ていると5,6mの北風となってましたが、
実際は北風10m吹いていて荒れ放題
満潮と夕マズメが重なると、やっぱり強風になるのはどういうメカニズムなんでしょうかね…
流れと風が同調しているので、
軽いものだと底が取れずに流されるし、何よりまともに投げられない
で、重くすると確実に根掛かりするので、
これまでのやり方だと釣り自体が成立しないような条件でしたが、
この日は新たなアイテムを使うことで何とか釣りになりました。
(後で紹介します)
満潮過ぎて開始から2時間くらいは何も手応えなく、
ようやく21時過ぎてバイトが出たと思ったら…
イシガニがヒット
それから30分ほどして、ようやく少し風がマシになってきたかなって頃に、
イシガニが居るってことはホッグ系の方が良いのか?と
キジハタホッグに変えてやってみると待望の本命がヒット
サイズが28センチとリリースサイズでしたが…
結局この日はこの一匹だけ
夕マズメからの良い時間が大荒れだったからか…
干潮前1時間くらいが時合いになる事が多く、
波風落ち着いてきたんでイケるかなと思ったんですが、
結局ガシラが2,3匹釣れただけ。
このポイントはガシラが少ないんですよね。
基本アコウ狙いでも大半はガシラってパターンが多いと思いますが、
アコウが釣れなくてもガシラをキープ出来てればまぁ良いかって感じなんですけどね。。
今回は期待外れな結果でしたが、何とか本命一匹釣れただけでもマシかな。
既にカゴ網でかなり持っていかれて数が殆ど居ないのかも知れませんけど
ハズレ年じゃなかったら良いんですけどね。
で、本題の今回紹介したかったものってのが…
まさかの受け売りかよ~、って思われるでしょうけど、マジでヤバイんですよこれ。
動画貼ろうと思ったけど何故かうまく出来ないので、上のリンクから観てみてください。
作ってみた感じがこんな感じ
(自分は湾曲させずにまっ平にしましたが、どれくらい叩いたら良いかとかはまだ検証中で、
恐らく薄くするほど根掛かりは回避しやすくなるはずだけどデメリットも出てくる)
これを実際にフリーリグのペグ止めアリで試してみたんですけど…マジで凄い。
ボトムを釣る釣りでずっと課題だったのが、如何に根掛かりを回避するかということですが、
アコウに関してはなかなか難しかったんですよね。
昨シーズンは市販のデルタ形状のスティック型シンカーの、
3.5~7g最も重くて10gといった軽いシンカーを使って何とかやってきましたが、
(ポイントによっては水深10数メートルある所)
かなり気を使ってあまり攻めすぎないようにやらないとダメだし、
今回のような強風大波の条件では重くするしか手が無く、
どうしても根掛かりは避けきれない感じでした。
釣れなくてリーダー組み直しての繰り返しとかになると、
何やってんやろ~と心折れちゃうんですよね
自分もこれまで色々自作したりして、試行錯誤を繰り返してきましたが、
(塩ビマットを噛ましたシンカー、自立シンカーなど)
今回試したフラットシンカー(仮)が一番優れているかもしれません。
(自作のARジグと同じくらいの回避性能だけど、他の色々なリグにも使える点で優れてる)
実際今回の釣行では根に挟まってもラインを引っ張りつつ外すやり方でほぼ外れ、
完全にスタックしてしまって最後切れるの覚悟で引っ張ったのが2,3回ありましたが、
何れもズルっと切れずに外れてくれて、この日は一回もロストしませんでした。
このシンカーは根を転がらないってだけじゃなく、スタックもしにくく、
スタックしても食い込みにくく外れやすいんですよね。
で、シンカーも2.5号っていう、いつもならMAXの重量でやりましたが、
潮位が高いタイミングならまだ重くしても大丈夫そうな感覚でした。
(この日は2.5号までしか作って持って行かなかったので)
ということは、今はPE0.8号に16LBリーダーっていう、
実質良型アコウ狙いにはギリギリのラインでやってますが、
ワンランク太くしてもイケるようになるかもしれませんし、
ベイトタックルの導入も可能性が見えてきたかも。
このシンカー本当に根掛かり回避はかなり優秀ですが、
同時に失われるものもあります。
フラットになる事で水の抵抗が増え、フォールは遅くなります。
直リグなんかで穴の中にストンと落としたくても難しいでしょうね。
水の抵抗が増えてフォールが遅くなるとフリーリグなんかの良さ
(シンカー先行でワームが後からゆっくり落ちる、リアクション的な動き)
が若干失われる、など。
また、シルエット的に魚から見て違和感感じるかもしれないってこと。
飛距離はそこまで影響ない感じでしたが、フォールには結構影響が出てると思います。
ひっさんは村越さんのスプーンを錘にするアイデアを真似たようですが、
アコウ釣るにはシンカーはヒラヒラせずにストンと落ちてくれる方が良いかなと。
でも、なんだかんだ今回渋いながらも一本出てるんで、
まだ分からないですけどね。
水深の浅い所の方が向いてるかもしれません。
ナツメ錘じゃなくて従来使ってたスティック型のシンカーを叩いて平べったくしたり、
リグに関しても更に色々試してみる価値はあるなと思います。
最後に知らない人も居ると思うので、基本的な根掛かりの外し方動画も貼っときます
自分は右手はロッドを持ったまま、第一ガイドまでのラインを指に引っ掛けて、
ゆすったり離したりして、抜けそうな感触の場合には、
ロッドはなるべくテンション掛けずに軽くリフトしての繰り返し。
(根掛かりが外れてすぐに上げないと、すぐにまた連続して根掛かりする場合が多いので)
もちろん完全にスタックした状態でロッドを力強く煽るのは動画内でも言ってる通り厳禁
ロックフィッシュの場合、基本PE使用で錘が岩や石畳、
テトラのようなストラクチャーにハマってしまうことが大半だと思いますが、
ナイロンやフロロと違って伸びが少ないので、
ラインを持ってチョンチョンと引いたり弾いた際には、より外れやすい印象です。
それでも水深や根の粗さに対して、
物理的に重すぎるシンカーを使ってしまうと、必然的にガッツリハマりこんでしまうので、
極力底が取れて釣りが成立するギリギリの軽さのものを使うってのは前提として、
肝心なのはラインを直接手で持ってやることですね。
ロッドで煽ったりするとティップが吸収してしまって、
実際根掛かりしている所に掛かる力がうまく伝わらないですし、
ヘタしたらロッドを折っちゃう危険性もあります。
で、今回紹介したひっさんの自作フラットシンカー(仮)だとよりスタックしにくく、
挟まっても外れやすいってことです。
(動画観たらモロにロッド煽って外そうとしてますけどねw普通はより重症化しちゃうのがオチ)
大袈裟かもしれないけど、これは本当に革命的なアイデアだなと思ったので記事にしてみました。
デメリットもありますが根掛かり地獄に悩んでるなら試してみる価値はあると思います。
今後継続して使ってみて、バリエーションやリグなんかも相性が良いのがあれば、
また紹介しようと思いますし、ロックフィッシュ以外でも試してみようかなと思います。
チニングではシマノからネガカリノタテっていうシンカー一体型のリグがありますけど、
原理としてはあれに近いのかなと思います。