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2009年01月30日

「居れば釣れる」は深かった!曳き釣り師から学ぶ事

みなさん、こんにちは。

最近は殆どエギング専門ブログと化している本ブログですが、
今回は考察ネタ。

画像や釣果が無いので、あんまり見ている人居ないかなと思ったりしますが、
意外とこれの時は閲覧数が多いような気がしています(笑)


いつもながら、僕の限られた経験と知識を元に書いていますので、
全てが誰にも当てはまる訳でもなく、参考になるかならないか、はあなた次第とお断りしておきます。
それと、いつもながら自分のエギングスタイルは夜なので、夜前提で考えてください。
また、僕自身まだまだ発展途上ですので、今後考えが変わったりする事もあるかも知れません汗 



さて、今回のテーマはタイトル通りなんですが、イカを釣るために一番重要な「タイミング」に関して。
冬場以降のエギングが型狙いの、撃沈が珍しくない釣りであるという事は事実ですが、
これを少しでも撃沈率を下げる方法は無いものか、とは誰しも思う所だと思います。


多くの方が手軽さからエギングを始めたはいいものの、その手軽さとは反面特に冬場以降は
なかなか釣れなくてお悩みの方も多い事かと思います。
実際ビギナーだった昨シーズンの自分がそうだったし、経験豊富な人でも、
毎回釣りに行って釣れる人の方が限られていると思います。

でも、釣りに行く回数を多くしたり、釣行時間を長くして粘るという、
ある意味根性や精神力でこれをカバーするという手もあるのですが、
なかなか思うように時間のとれない人も多い事かと思います。


では、どうやって撃沈率を下げるのか?
「本当の意味でポイントを理解する」という事が大事だと思っています。

「〇〇で2キロ、3キロが釣れたらしいよ!」
といった情報は仲間や釣具店の人に聞けば分かります。
それで、自分も!と思って同じポイントに勇んで向かうが撃沈、釣れない…って事はよくあることです。
何故なんでしょう?

いつも釣れないっていう人にありがちな傾向として、
ただ単にどこどこで釣れた、という点にしか関心が向いていない事です。

殆どの場合、ショアから投げて届く範囲で烏賊が居る確立(キロアップ対象、チビは除く)というのは、
実績のあるポイントでも、沖縄の場合遠浅の海岸が多く、
一日で考えてもそう長時間ではないと思われます。

という事は、釣りをしている時間内で釣れた時以外の殆どは、
居ないところに投げている確立が高いと言えます。
延々と何時間も同じポイントで信じて粘って投げ続けていても、居なければ絶対に釣れません。
極端に言えば、イカも回遊魚である、と思って釣りをした方がいいと思います。


要するに、いつ、どのタイミングで回遊してくるのか?を見極める事が大事です。
そのなかでも一番重要なのは潮です。
そんな事解り切っている、と思うかもしれませんが、
単純に潮が動いていれば良い、というほど簡単なものじゃありません。

ポイントごとに上げ潮が良い場所や下げ潮が良い場所が異なります。
これは通ってデータを取るか、仲間内の情報を元にして判断するしかありません。

そんなに潮が重要なのか?パターンに当てはまるものなのか?
と疑問に思われるかもしれませんが、
かなりの確立で一定の規則性がある、と僕自身考えています。


人間で例えれば、朝昼晩3食食事をする時間や寝る時間、
生活のリズムってそう毎日違わないですよね!?

ましてや野生で生きている動物ならもっと人間よりは規則正しい生活をしていると思うし、
餌を獲る場所も、毎回冒険して違った所に行くよりは、確実に餌が取れる確立が高い所に、
同じ回遊ルートを通うと思いませんか?

イカの場合だと人間と違って時計代わりに太陽や月、潮や水温を頼りに行動していると、僕は思います
もちろん、全てが規則正しくってわけでもなく、人間と同じように朝早く起きる人も居れば
夜更かしして遊んでいる若者もいるように、色んなイカは居ると思います。
でも確立で言えば、そういうイカはむしろ少ないと思います。


話がちょっとそれましたが、
自分のホームは秋の数釣りシーズンから通って、大体釣れる時のパターンは掴んでいます。
なので、釣りが出来る天候や条件で、自分が釣れると自信をもって行くときは、
サイズは問わず大体坊主はありません。
それでも数は出ませんが…。

逆にパターンに当てはまってないときも、データを取るという意味で釣行することもあるのですが、
やはり釣れる確立は大幅に落ちるか、坊主の事が多いです。

釣りをする時間は大体3時間以内、どんなに長くても4時間以上はやりません。
大体それ以上粘っても釣れる事は少なく、時間を浪費するだけのことが多いです。
と言うのも、釣り開始時点で釣れるタイミングに近い時間から開始するので、
釣れる場合は殆ど開始1時間以内が多いからです。
3時間以上過ぎると集中力も無くなって来るし、時合いが過ぎているので、確立が低いんです。


以前エギファイバーの爺さんとお話しした時に、しきりに「居れば釣れる」と言っていましたが、
その時は何ちゅう乱暴な話だ、と思ったりしたのですが、
逆に言えば「居なければ絶対釣れない」と言う事ですし、
まぁそうかもな~ととりあえず納得してました。

その後、曳き釣り師の(悠冶のゆうさん)とお会いして、ホームを案内してもらった時に分かったのですが、
長年の経験を元にした曳き釣り師の人達のポイントの洞察力、熟知というのは凄いな~と驚きましたびっくり!

どの風向きで、どの潮、月で、どのように潮が流れて烏賊がどの方向からどっちに回遊してくるか、
ピンポイントで地形まで熟知していると言う点では、
エギンガーもテクニックや色んなエギなんかに目を奪われる以前に、
もっと釣るために「本当の意味でポイントを理解する」ことが何よりも大事だと感じました。


曳き釣り師の方々は、特に難しいテクニックを使うわけでもなく、
一定の速度でリールを巻いてくるだけです。
違いと言えば水深に合わせて浅く潜るエギを使うか、深く潜るエギを使うかといった違いぐらいです。

しかも、パターンに当てはまらないときは釣行しない、といったマイペースぶりです。
ゆうさんの周りの曳き釣り師もようやくこれからシーズン始まるか、といったマイペースぶりみたいです(笑)
でも、きっちりシーズン終わるまでにはデカイカをゲットされているようで、
この辺はさすがだな、と思います。


あの爺さんが言っていた「居れば釣れる」という言葉には、かなりの深い意味があったと思います。
その言葉の裏には、いつ、どこで、どのタイミングで、
という条件を熟知しているか?ということが大前提としてあったんですね。

話し振りからは、なんくるないさ~、take it easy!
「迷わず曳けよ、居れば釣れるさ!」といった臭いしかしませんが、
多くは語らず、実際の頭の中には物凄いデータと経験があるのでしょう。
…と勝手に想像します。
本当に適当だったら笑えますがベー
船から曳いて漁もやっているし、ただ単に楽観的な発言をしているのではないと思います。



というわけで、多くのポイントを知っていることに越した事は無いのですが、
1箇所でもポイントを熟知するレベルにまで経験を積めば、
撃沈率を下げるには役立つ、と思います。

去年〇ンノリーでダービーぶっちぎりだった爺さん?は、今年は参戦してないのでしょうか…。
知っている人なら、あの人の釣果が物語っていますね。


あと、ポイントの補足として大体の場合、本当に釣れるポイントというのは
ポイント自体が広くてもピンポイントであることが多いです。

なので、これは場所取りに勝つか、人が居ないポイントを見つけるのが大事です。
自分はわざわざ潮を合わせて釣行するので、ピンポイントで入れないのは嫌なので、
人の少ない所を探して釣行します。これも、釣果を上げる秘訣ではあると思います。

良い場所で良い時間、良い潮でも、入りたい場所に入られて、
堤防やテトラに何人も居たら、必然的に自分が釣れる確立はそれだけ下がりますし…。
誰かが釣った奴に付いてきたデカイカをごっつぁんゲットできる確立もあるにはあるんですけどね。


今回の内容が、いつも釣れないと嘆いている人や心が折れてしまっている人に、
何らかの参考になれば幸いです。

もう一度通っているポイントを考え直してみる、という作業やデータを取るということは、
必ず今後に生きてくると思います。

それではこれからのデカイカシーズン、みなさまのモンスターゲットを祈願いたします。

(補足)

沖縄の本当のデカイカシーズンは4月以降のようです。
ショアから狙えるポイントの殆どで適水温を超えてしまって、深場に行ってしまっているようです。
船からの漁ではこの時期に最低30m~50m以上の水深で4キロ~5キロが揚がる、と
いつもお世話になっている釣具屋の店長が言ってましたびっくり!

どっかにスーパーディープなポイントは無いでしょうか…。
残派岬の上からでも投げてみましょうかね(笑)



タグ :エギング

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この記事へのコメント
今日もえらく長い文章だねぇ(@_@)
あと四回は読み返さないと理解仕切れません(笑)
やっぱり、ヤル・見る・考えるetc...大事なんだねぇ
最近、僕も効率よく釣りたい!デカいヤツが釣りたい!!と思いが強くなってきました(・ω・)/
Posted by マイコ~ at 2009年01月30日 21:26
竹さんこんばんは
深いですねぇ…

「数打ちゃ当たる」でやってる自分も
釣れた潮を毎回書き留めて勉強中です

まだまだ撃沈回数が多すぎてタイミングまでは掴みきれてませんが
来シーズン辺りに生かせればと思っています
Posted by SATAO at 2009年01月30日 23:30
<マイコ~さん

長くなりましたね。
携帯だとだいぶしんどいかもしれませんね。
でもそれなりにちゃんとした内容にしたかったので…。
まぁ要は「居れば釣れる」って事です(笑)

エギングは何も考えないでバンバン釣れるほど甘い釣りじゃないと思います。
たまたま運だけで釣れても、狙って釣っている人とはその後の最終的な釣果は変わってくると思います。

まぁ効率よく釣ろうと思ったら、ある程度釣行時間を重ねて経験を積まないとダメですが。


<SATAOさん

こんばんは。

パターンをある程度掴むまでは、数打つ必要はありますね。
でも釣れなかった時と釣れたときを比較するって事は大事ですね。
そういう作業を重ねていけば、釣れる確立はどんどん高くなると思います。

もっとも根本的にそのポイントが本当に1級ポイントなのか、ってことも見極めが大事ですが。
Posted by 竹 at 2009年01月31日 00:44
師匠が教えてくれた事を説明しただけですけどね。
私には、まだまだ経験が足りません(泣)
Posted by 悠冶のゆう at 2009年01月31日 07:20
小学生の頃の父親と一緒に現在コンベンションがある海岸で烏賊釣りに行っていました。

宮古島出身の父親は当時も今も曳きエギオンリー
父親いわく2~3回投げていなければ烏賊はいないから投げても意味が無いと言っていました

そして曳きエギで2~3キロを普通に釣っていました
多い日は8杯とか釣っていた記憶や写真もあります

そんな父親に先日エギング(シャクリ)の話したら興味は持っていたけど基本的に潮を合わして烏賊が居れば曳きでも釣れると思うよと言っています・・・笑

やはり烏賊釣りは奥が深くてかつシンプルで面白いですネ♪
Posted by ポーキーズ at 2009年01月31日 08:42
竹さん

荒波の南部のチームのN氏もすべ手作りのエギしか使いませんが、

烏賊の話になると3日ぐらいは話する勢いです。

とても勉強になりますね。

烏賊釣り、何でもそうだと思いますが、かなり奥の深い釣りですよね。

烏賊釣り最高~
Posted by 荒波 at 2009年01月31日 13:52
今日から博士って呼びます。。。^^

今回もまた読み応えある文章ですね。
ポイントに通う意味、あらゆる状況で行ってみる意味、頭にある事が
文章になると改めて納得です。
やっぱり実行する意味ありますね^^
しかし、早めにパターン掴めたらいいけど、色んな状況の組み合わせで
通って最後の方に当たりパターンがあったら辿りつく前に検証自体を途中で
辞めてしまいそうですよね。。。
Posted by エギング修行僧 at 2009年01月31日 15:11
<悠冶のゆうさん

たびたびブログに名前出してすいません。
でも僕自身凄く勉強になったし、他の人が他のポイントに当てはめて考えても、同様に実践すれば釣れる確立は上がると思ったので。

またホームの情報あったら教えてください。


<ポーキーズさん

そうですね、曳きを昔からやっている人たちは、
口を揃えて同様の事をおっしゃいますね。

ただ昔と違う点は、海岸が埋め立てられてイカ自体の回遊数が減っている事に反比例して、イカ釣りをする人は増え続けているという点ですね。

なので、昔から曳きをやっている人も、以前よりはだいぶ釣れなくなったと言っています。これはイカに関わらず魚も同様のようです。

ブログやネットで曳き釣り専門の人の事が上る事自体殆ど無いので、
今回は僕が代わりにその人達のノウハウの一部を紹介してみようかと思って記事にしてみました。


<荒波さん

いいですね、知り合いにそのような釣り師が居るって。
僕にも紹介してください(笑)

僕もこれからもっと経験を積んで、釣れるようになればと思います。


<エギング修行僧さん

博士って言うほどのものじゃないですよ。
僕自身というより、曳き釣り師の人達が当たり前に実践していることを、僕なりに文章にしただけです。

パターンを掴む近道として、世間一般で魚を釣るのに良いとされている、
上げ7分、下げ3分の潮でまず通ってみるといいと思います。
大潮~中潮がデータを取るには良いと思います。

どっちかがダメならその逆、それでもダメなら時間帯を変えてみる、
それでもダメなら月が出ている時を狙う、
みたいな感じでどうでしょう?

この前釣れた2キロアップの場所はパターン全然掴んでませんでしたが、
釣れたタイミングはまさに大潮の下げ3分でしたよ(^-^)/
Posted by at 2009年01月31日 23:44
データ取りという地道な作業がのちのちの釣果に差がでてくるんでしょうね~。
私の知っているポイントで必ず同じ場所で曳いている人がいます。ポイント自体は広いんですが必ず同じ場所です。そこがその人の考えるピンポイントなんでしょうね。
あと知り合いになったベテランの方にも、「ここの浜はここがいい」と教えてもらいました。やはり広いポイントにもピンポイントで釣れる場所があるようですね。

あと、お気に入り登録ありがとうございました。
わたしも登録よろしいですか?
Posted by ta-ke at 2009年02月01日 13:44
<ta-keさん

イカを釣るには実際に捕食に来ている場所と、通り道になる所を狙うという2パターンがあると思います(もしくはその両方が当てはまる場所)。

大場所でのピンポイントな所は、大体通り道になっている事が多いような気がします。恐らく地形と潮の流れ方が関係しているんだと思います。常夜灯周りなんかは捕食場のピンポイントになると思われますが。

どうぞ、登録しちゃってください。
よろしくお願いします(^~^)/
Posted by at 2009年02月01日 14:34
竹さん今晩は

sataoを改めs-kです

少し遅くなりましたがブログ新設しました


お気に入り登録よりしいでしょうか?
Posted by s-ks-k at 2009年02月02日 20:29
<s-kさん

お名前も新たに再出発ですね。

こちらこそよろしくお願いいたします!
Posted by 竹 at 2009年02月02日 22:16
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
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